外部講師による講演会
公開保育の様子
荒茅保育園では、保育士のスキル向上や専門知識の強化、保育方針の共通理解を目指し、外部研修の受講や園内研修の開催を通じた職員育成に取り組んでいます。
新人職員と年が近い先輩エルダー職員が、精神的に寄り添い支えることで、新人職員がより安心して職場や業務に慣れていくことができるようエルダー制度を導入しています。新人職員とエルダー職員の面談は月一回程度行い、その時間が確保できるよう保育園全体で協力し、職場定着に向けたサポートに取り組んでいます。新人職員にとってエルダー職員の存在は特別で、何でも話せるお姉さんのような存在であると感じています。一方、先輩エルダー職員は、人を気遣う事だけでなく周囲に目を向ける事についても視野が広がっていることを感じています。
園内研修では、副主任保育士を中心に毎年園内研修のテーマを設定し、そのテーマのもと公開保育や講演会またはエピソード記述を活用した保育協議、食育の取組などを行っています。その取り組みのひとつとして、園内全クラスが公開保育を行えるよう日程を調整し実施しており、その際には近隣園の職員や外部から講師を招いて保育に対する意見をいただきます。一年間の終わりには保育集録を作成し、職員同士共通理解を深めています。
これらの活動は自園の保育の資の向上になると同時に職員の仕事への意欲や、やりがいにつながっています。
荒茅保育園は、昭和 30 年に開園した地域に密着した保育園です。当園から北方向を見渡すと弥山等の北山山系がそびえ、南方向にある新内藤川には、季節によっては鴨や白鳥が数多く飛来してきます。園周辺には田畑が広がり、緑に囲まれたとても自然環境に恵まれた保育園です。働きやすい職場づくりの取組みを通して、担任や年齢層の違いに関係なく仲の良い集団です。また、職員間のたわいのない会話が弾むようにひと時のティータイム時間を午前と午後、毎日とれるようにしています。